相模野台地    
     
     

相模原市の地形断面図   

 相模原市は南北に相模川と境川があり、川の位置から段丘状に地形が形成され、一番高い位置が相模野台地と称され現在のJR横浜線や相模原市役所などがある地帯です。
 小山村は境川から南へ向かって拡がる丘状の台地を含む一帯が地域でした。
 地理的には現在の相模原市役所がある辺りから西側が南橋本辺りまでと、南側は横山と接するあたりまでの広い範囲でした。 但し江戸時代までは相模野台地は凸凹の灌木の生い茂る原野だったようで、乾燥していて農地には適さない場所だったようです。 現在こそこの台地は相模原市の中心となり、産業や行政で賑わっていますが、昔は水も無い乾燥しきった荒れ野といった風景だったようです。
 この荒れ野を開拓し何とか農地を広げようと小山村の原清兵衛翁らが獅子奮迅の戦いをしたのが徳川幕府最後の開拓地と云われる清兵衛新田でした。 新田開発の鎮守としてそのころ氷川神社が誕生しています。
   
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